ファッションの流行は、いつ、どのようにつくられるのか?
会社の偉大な先輩(やまよこすぁん)に「ブログを書け!(今週中に。ニッコリ)」と業務命令が飛んで参りましたので、目黒のサンマルクカフェでドヤ顔でブログを1本書きました。
実際、ITベンチャーにいるからにはブログ活動をしなければと感じていたので、良いきっかけをもらえたなと思っています。
ブログタイトルは「ファッションの流行は、いつ、どのようにつくられるのか?」です。(大げさな感じもしますが。。
B2B原糸メーカーからエンドユーザー向けのファッションサービス運営・開発ベンチャーへ転職し、ファッション業界の川上から川下までを広く浅く経験した僕に合っていると思われるテーマしたつもりです。
ファッションの流行とは?
いきなりですが、「流行」ってなんでしょうか?
僕が自分でふと思ったのは、
・instagramで頻繁にタイムラインに現れるパンケーキ写真 [食べ物]
・Twitterで頻繁に見かける「ラッスンゴレライ」の動画 [映像]
など。
ファッションの流行だと、以下の3点でしょうか。
・アイテムカテゴリー(ex. MA-1)
・色 / 柄(ex. ホワイト)
・素材 (ex.デニム)
国際見本市の影響力
今回のブログでは、「色」「素材」の流行はいつ・どこからやってくるのかを、ファッション業界の年間スケジュールを通して ご紹介したいと思います。
結論から言うと、流行の生地・素材・色は、約1年前にテキスタイルメーカーが作り、「Premiere Vision Paris」(上図2月・9月の赤い枠)や「Milano Unica」といった生地の国際展示会で決まります。
Premiere Vision Paris
年に2回(2月・9月)、フランス/パリにて行われる世界最大規模の、服地の見本市です。日本を含めた世界の有力なテキスタイルメーカーが出展し、自社の製品やブランドをアピールする場となっています。また、同時にアパレルメーカーのバイヤー・デザイナー等も参加することで、ビジネスチャンス創出やトレンド発信の場でもあります。
昨年に増してコンセプトムービーが格好よくなっていますサイトも見やすくなっているなって久しぶりに見てみて感じました。
Milano Unica
イタリア/ミラノで行われる、Premiere Vision Parisと同様の国際的な服地見本市。2015年2月で20回目の開催となり、353社が出展しました。
他にも「インターテキスタイル上海」等の国際見本市があり、世界各地のデザイナー・バイヤーが「今年の面白い生地はなんだ!?どれだ!?」と目を光らせに参加します。Premiere Vision Parisは、日本人の蜷川実花さんが小松精錬とコラボし出展したことでも有名です。
これらの国際見本市では今までにない画期的・斬新なテキスタイルを開発した企業に贈られる賞があり、そちらを受賞すると世界のアパレルブランドからの発注が(高単価で)舞い込みます。 そのため、テキスタイルメーカーは「今までにない生地」・「今までにない色」を精力的に企画・開発し、国際見本市に臨みます。したがって、見本市の前に「ドレンド」は既に作られており、見本市で「トレンド」が認められると言えるのです。
つまり、今年のSSのある程度のトレンドは、去年の7・8月頃には作られていたわけですね。
「Made in JAPAN」の強さ
日本のテキスタイルメーカーとして1つあげるとすれば、小松精練株式会社です。
なぜならば、上記「Premiere Vision Paris」で唯一グランプリの受賞経験があるからです。
主な製品は、グランプリを受賞した「MUNEW」、タマネギのカ皮を利用した「オニベジ」等がありますが、ここでは「KONBU TM-N」を紹介。
「KONBU TM-N」とは、コットン素材の見た目や風合いをナイロン100%で表現した製品です。 コットンの弱点である強度の低さ、素材としての重さをナイロンで克服し、バッグ等のアクセサリーに応用することで、今までにはなかったスタイルのファッション雑貨を生み出すことに成功しました。 実際、この画期的な生地は、COMME des GARÇONS、三陽商会、ユナイテッドアローズ、VISVIMといった有名ブランド・ショップで採用されています。
ま と め
以上、色・柄・素材の流行がいつ、どのようにつくられるかを解説してました。 ライフスタイルアクセントさんのFactelierやSoareakさんのECサイト内コンテンツ「A to Z」といったように、WEBメディアで商品素材をアピールにすることで自社製品・ブランドの差別化していくような流れが起きても面白いかなと感じています。
採用ページです。一緒にファッション業界を盛り上げましょう〜!
ビビりながら刺青屋さんへ行ってみた。
ココは大阪、トキは3ヶ月前(くらい)、ワタシが大阪で働くサラリーマンの時に
大阪の刺青屋さんに行ってきました。
(ブログのオープニングって難しい・・・。)
とある日曜日です。そんなワタクシが大阪 北浜のカフェで「あの店員さん(23歳/彼氏なし ※推測)可愛いな・・・えへへ」とニヤニヤしていると、知り合いの女性 Yさんからの電話が鳴りました。
Yさん(♀) 「あ、刺青入れることにしました! アメ村っす!」
ワタクシ(♂) 「興味あり。」
Yさん(♀) 「見にきちゃいます?」
ワタクシ(♂) 「(怖えええ)
でも僕の大好きな安室奈美恵も刺青入れてるしな。
知らない世界あるのも嫌だし。
・・・いく。」
そんな背景から、ワタクシ(♂)の刺青レポ体験が始まりました。
案内されたお店をググり、店へとチャリで向かいます。
場所で言うと、大阪の中目黒、オシャレ街 南堀江あたり。
ただ、最近命名されたメインストリートの名前「オレンジストリート」のイケてなさは
いただけません。渋谷の「バスケットボールストリート」並にいただけないです。
チャリを止め、周辺を歩きます。
刺青屋さんがありそうな雰囲気ではない・・・。
【ドキドキ指数:★☆☆☆☆】
地図だとここらへんで正しいはずだぜ。
あそのこの路地を左へ。
【ドキドキ指数:★☆☆☆☆】
あったーーーーー!!!
ここにマチガイナイ・・・。
なんかカフェとも見まがう、おしゃれな雰囲気。
【ドキドキ指数:★★☆☆☆】
雰囲気は、
× 刺青屋
◯ TATTOO SHOP
ですね。
お店は2階建てになっており、1階は全身のコーディネートを、2階は手首や腕等の
部分的コーディネートをしてくれるようになってました。
Yさんと入口で「おつかれっす!」と合流し、受付のお姉さんに、「お連れの方です
か?ご一緒にお2階へどーぞ♡」と言われ2階へ。
どうやら、Yさんは腰を施術=コーディネートをするみたいです。
受付のお姉さんの笑顔で、「あれ・・・優しい。ちょっと安心できる。」
と思い2階へ上がると・・・
ドーーン。やっぱりちょっと怖い。
まさにな感じ。
【ドキドキ指数:★★★☆☆】
まさに、まさにな感じ。
店内はものすごく奇麗。 なんとなく予想してたことだけど、
一種のアートなんだなって感じました。
後述しますが、
身体に取り入れるタトゥーのデザインにはこだわりを持っているようです。
※びびって手ブレ半端ないです。
尚、お店の方に撮影の許可は頂いています。
先にコーディネートを行った方がいらっしゃったようで、
片付け and 準備をする必要があり、2階のソファで30分くらい待ちます。
コーディネートを行う部位によって用意する道具や施術台が異なるようで、その準備
や、当然衛生面からコーディネートキットを取り替えたりするために少し時間がかかる
時があるみたいです。
待っている間もドキドキです。Yさんもドキドキしてました。
コーディネートするデザインは、ワタクシが登場する前に既にカウンセリング済み
だったみたいで、「幾何学模様を入れる!」と決めていたみたいです。
ちなみにタトゥーの参考としなったイメージは、こちら。
「神聖幾何学」と言うもの。
男性と女性の生命を表現しているらしい。(詳しくは次回ブログエントリで)
実際に入れる色は黒一色。理由は、赤色はにじみやすく細い線が上手に表現できないか
ら、とのこと。
顔料によって成分が異なり、肌にしみ込みやすいものとそうでないものが
あるのかなと勝手に推測しました。
ドキドキしすぎてトイレを借りました。
扉を開けると、ドドーン。
ブルータス、ここもだったよ・・・。
【ドキドキ指数:★★★☆☆】
そして、コーディネートを担当してくれるお兄さんに案内され、
コーディネートスペースへ。
・・・始まります。
始まったーーーーー・・・・!!
【ドキドキ指数:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★】
イラストの下書きを肌に書いた後、墨を入れていきます。
(「コーディネート」というオブラートな表現を使ってましたが、
めんどくさいからもういいや・・・。 というか、ちゃんと言葉使わないとリアリティ
が出ない気がします。)
安全ピンみたいな針を一カ所ずつ刺していくものだと勝手に推測してたのですが、
モーターを使い電動で稼働するペンのようなもので墨を入れてました。
お兄さんが手がけたタトゥーデザインに囲まれた中で、モーターのデュデュデュッとい
う音が鳴り響きます。お兄さんの顔は真剣です。
Yさんは、表情はお見せできないのですが、ちょっと痛そう。
30分程経過し終盤へ。
それより(と言ったら失礼だけど)、お兄さんの腕・・・!!
【ドキドキ指数:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★】
お兄さんは全身にタトゥーを入れているようです。
たしかに、コーディネートをしてくれる人がタトゥー経験なかったら嫌だな。
カレー食べたことないのに、カレー屋さんやってたら嫌だし。
ちなみにお兄さんは、世界大会に出場経験もありタトゥー界では有名。
施術完了です。
「いててて・・・!!」と言いながら起き上がります。
同僚の彫師の方と一緒に、仕上がりのタトゥーデザインをチェック。
「どうやったのー?」
「細い線なので、赤色は使わずに黒を薄めてやりました。」
ハウツーの情報共有が行われてました。
彫った場所はやはり傷であるので、
擦りむいたときのように絆創膏を貼ります。
絆創膏デカ・・・!!
お兄さんに、
・風呂入ってよし
・お酒飲んでよし
ということを確認。
後払いシステムで、コーディネート完了後にお会計をします。
気になるお値段は約3万円。
正直けっこー値段するなと思いました。
全体の流れを振り返ると、こんな感じです。
・受付
-初めてお店を利用する場合、コーディネートの同意書にサイン
・カウンセリング / コーディネートの元となるデザインを決定
-美容院のようにイラストや写真を持参することも可
-特に決まってない場合は、その場にあるデザインカタログから選択も可
・仮デザインを肌に下書き
-この下書きに沿って墨を入れていきます
・墨入れ
-今回は、手のひらサイズくらいの大きさのデザインで30分程で終了
・仕上がりチェック
・お会計
わかったことは、
・若い人を中心にファッションとしてタトゥーをとらえていて、
美容院に行くような感覚でタトゥーショップに行く人が多いということ
・(映画のみすぎによる完全な個人的な予測で)薄暗いところで施術を行うかと
思っていたが、店内は明るく、施術スペースも広く快適だった
・タバコサイズで2万円、手のひらサイズで3万円と、
それなりにお金がかかるということ
続きのブログで、
・タトゥーの仕上がり
・「なんぜ刺青を入れるのか」等のインタビュー
を紹介します!
ご協力頂いた
∴ スリータイズ タトゥー | THREE TIDES TATTOO | 三巴刺青 | 大阪・東京 ∴さん
ありがとうございました!